SEOの第一歩 HP内のコンテンツを充実させる

SEO対策といっても、まずは読み手が欲しい情報をしっかりと提供できる必要があります。
そこで、まずコンテンツの拡充と最適化が重要になってきます。

以下の3つは比較的効果の出やすい対策ですので、一度ご検討してみてください。

 

1 . 1ページ1コンテンツを意識して作成する。

ページ内に複数のコンテンツを詰め込むことは良くありません。一つ一つのコンテンツが薄まり、Googleのクローラー(WEBページを巡回してデータを収集する自動プログラム)からは関連性が低いとみなされてしまうからです。

読み手であるユーザーからしても、一つのページに複数の情報が混在していては、目的の情報を探す手間が発生し、

面倒に思ってHPを見なくなってしまいます。

次の疾患別ページの作成とも関りが深く、SEO対策の基本となる考え方です。

 

2 . 疾患ごとにページを分けて作成する。

例えば耳鼻咽喉科クリニックで耳に関する疾患のぺージを作成されている場合、一つのページに耳の疾患の説明を集めるのではなく、そこから「中耳炎」のページ、「難聴」のページ、「外耳道炎」のページにアクセスできるようにした方が良いです。

「中耳炎」の情報を知りたくて検索したユーザーからすると、「難聴」や「外耳道炎」の情報はあまり必要な情報ではありません。

 

3 . お知らせの更新はなるべく頻繁にする

お知らせを更新すると、Googleのクローラーがサイトに巡回しに来て「活動しているサイト」と認識してくれます。

お知らせの内容は、年末年始や夏季休暇などの診療スケジュールや舌下免疫療法やBスポット療法などの新規

治療の開始、院内ルールの告知などが挙げられます。

またユーザーから見ても、定期的にお知らせ更新のあるサイトは安心できます。

 


 

他にも、SEOへの影響が間接的にあると言われている対策に、以下のようなものがあります。

  • SSL化
    ・・・サイト内のデータ通信を暗号化させる仕組みです。httpではなく、httpsになっているかで判断できます。
  • レスポンシブウェブデザイン
    ・・・スマートフォンで見た時、スマートフォンの画面にあったレイアウトに切り替える手法です。

 

昨今はスマートフォンの普及率が大きく伸びているため、スマートフォンから見たレイアウトも意識する必要があります。

 

SEO対策で最も重要な4つのmetaタグ

HPのコンテンツを作成する時は、読み手であるユーザーを意識して書くと同時に、最大手の検索エンジンであるGoogleの考え方に合わせる必要があります。

そこでHPを検索の上位にヒットさせるには、サイト内容の改善以外にも、metaタグの最適化という手法が考えられます。

 

h1タグ ページの最上位の見出しです。そのページの概要を担っているので、検索エンジンがページの内容を収集する際に使用されます。簡潔な文章とキーワードの挿入を心がけ、ページごとに異なる文章を作るようにしてください。
titleタグ ページのタイトル設定するためのmetaタグです。Googleはこのタグを、検索順位の決定に用いています。短く簡潔に書くことと、文の前方にキーワードを挿入すること、全ページ異なるtitleタグにすることを心がけて作成してください。
keywordタグ ページのキーワードを設定するmetaタグです。ソースコードの中に書かれており、通常では閲覧できません。近年はあまり重要視されていないと言われています。keywordタグを使用する場合でも、ページに関係のある5つ程度のキーワードを挿入するだけで問題ありません。
descriptionタグ ページの概要を検索した人に伝えるためのmetaタグです。ページの説明文にあたり、検索結果を見た人が、興味を持ってもらうような文章にする必要があります。長く書いても省略される可能性があります。そのため、文の前方にキーワードを挿入して作成するよう、心がけてください。
メタタグの説明

上記4つの内、特にtitleタグdescriptionタグは重要です。

お取引されている業者の方に、

「SEO対策として、タグの設定はしていただけますか?」
「(上記の表のように)当院のHPのmetaタグを最適化していただいていますか?」

とお聞きしていただけたらと思います。

 

HPの分析ツールGoogle Analytics

Google Analytics(以下、アナリティクス)はGoogleが無料で公開しているツールの一つで、HPに訪れたユーザーの数や行動内容、訪問の経路、リピート率や直帰率などを計測することが可能です。

アナリティクスでは、HPに来た人達がどのような行動をとっているかを計測することができます。これらの数値を分析することで、自院のHPの課題と長所が見えてきます。

 

  •  ユーザー
    … HPに訪れた純粋なアクセス数です。同日複数回の訪問も、後日の訪問も1カウントとされます。
  • セッション
    … HPに訪れたのべ数です。同日複数回の訪問や、後日の訪問はそれぞれ別にカウントされます。
  • ページビュー
    … HPに訪れた人が、遷移した回数をカウントしたものです。回数が多いほど、HPの中をしっかり巡回してくれていることになります。
  • 直帰率
    … HPに訪れたが、その後どのページにも遷移せずに去っていった割合を表しています。

 

「ユーザーが増えていない」「直帰率が高すぎる」時は、検索順位にも影響が出てくる可能性があります。

ページごとのコンテンツを絞る、metaタグの設定をページの内容に沿わせるなどの対策が必要です。

 

まとめ

・サイトの構成は見やすく、そのページに必要な情報のみに絞る。また、1ページ1コンテンツを意識して作成する。
(疾患ごとにページを分けるなどの対策)

・metaタグの中でもtitleタグとdescriptionタグは、設定した方が良い。
ポイントは、「短く簡潔な文章」「キーワードは前方に入れる」「ぺージごとに異なる設定をする」

・HPは作りっぱなしにせず、Google Analyticsなどのツールを使用して現在の状況を分析し、改善を続ける必要がある。