オンライン学習サービスを活用したスタッフ教育の利点その1
本記事は「オンライン学習サービスを活用したスタッフ教育の利点その1」について、クレドメディカルの神前が医師のために記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。
<目次>
1. クリニックにおけるスタッフ教育の必要性と現代のアプローチ
終身雇用に対する考え方の変化や社会的な人手不足等の要因により、優秀な人材を継続して確保するのが難しくなってきています。
また人材の流動化も進んでいるため、雇用してから一定の時間とコストをかけていたスタッフも、クリニックで働く意欲が低下すると比較的簡単に転職を選択してしまうことがあります。
この環境の変化はクリニックにおける教育の在り方にも影響を及ぼしており、今日のクリニックにおけるスタッフ教育は、ただスキルや知識を教える以上の複雑さを持ち始め、個々のスタッフの考え方や生き方に関わる要素も重要視されています。
教育は単に情報の伝達ではなく、スタッフの個人の成長と帰属意識を高めるためのツールになりつつあるのです。
しかし、このような包括的かつ高度な教育をクリニック内で継続するためには費やすリソースや時間・専門的な知識等、多くの課題が残ります。
現代ではデジタル化が進み、教育手法も多様化してきました。
これらデジタルによる教育サービスは上手く活用することで、クリニック内のリソースを消費することなく「スタッフ教育」における負担、専門性の課題を解決することが可能です。
そこで、本コラムでは「オンラインサービスを活用したスタッフ教育その1」と題し、オンライン学習サービスの効果と活用法について2回に分けてお話をさせていただきます。
2. オンライン学習の効果と実践方法
オンライン学習は場所や時間の制約を受けずにアクセス可能であり、自己学習のペースやスタイルを自由に選択できる利点があります。
最近はYouTubeでの解説動画などが増加しており、学習にYouTubeを利用しているというクリニックもあるのではないでしょうか?
また、Schoo(スク―)という社会人向けオンライン学習コミュニティサイトで「人との付き合い方」「Excelの初歩」等様々なジャンルの学習動画が配信されています。
配信型のサービスの利点は「時間に縛られない」「同じ内容を複数回視聴可能」という点です。
学習の定着は「回数×インパクト」によって進みますので複数回視聴することで前回の復習をする等「回数」を重ね、知識の定着ができるのが配信型の魅力です。
一方で、配信型の場合ほとんどが「一方的な視聴」になります。
動画を見ながら積極的にメモを取り、気付きを自分で得られるスタッフであれば問題ありませんが、そうでない場合はただ視聴時間を浪費していたということにもなりかねません。
そこでお勧めしたいのがLIVE型の学習サービスです。
3. LIVE型研修のメリット
LIVE型の場合はオンライン上でディスカッション(双方向でのコミュニケーション)を取ったり、同じ時間帯に参加している他のメンバーと一緒にワークをしたりと、アウトプットしながら体験型学習を受けることができます。
このアウトプットが学びの「インパクト」に繋がり、学習効果を高めてくれます。
LIVE型研修には新卒社会人向け、管理者登用、リーダー育成など様々なカテゴリがありますが、その中からクリニックにとって有益な研修を見つけ出すのは意外と骨が折れる作業です。
そういった点では医療機関向け、クリニック向けの研修プログラムを準備している専用のサービスなどを利用される方が費用対効果は高くなるでしょう。
4. まとめ
現在はデジタルの進歩によって教育手法も多様化しています。
オンライン学習サービスは一般的な社会人基礎力を身に付けるものから医療機関に特化したもの、考え方や生き方についてのマインドセットを与える専門的なものまで様々あり、上手く活用することでクリニックのリソースを消費せずにスタッフの育成支援を行うことが可能です。
ぜひオンライン学習サービスをクリニックの組織力強化に活かしていただけますと幸いです。
なお弊社クレドメディカルでも「スタッフの自主性強化」「医療機関新入社員向け研修」など医療機関に特化したスタッフ向けのLIVE型オンライン研修を定期開催しております。
その他3ヶ月毎にスタッフ向けのお役立ちレポート配信、視聴型WEBセミナー等様々なコンテンツを準備しています。
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