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2026.01.08

クリニックのポータルサイト登録は本当に必要?メリット・デメリットを整理

本記事は「クリニックのポータルサイト登録」について、コンサルタントの千馬が医師のために記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。

 <目次>

  1. ポータルサイトに登録するメリット
  2. ポータルサイトに登録するデメリット・注意点
  3. ポータルサイト登録を判断するための視点
  4. 登録する場合の活用ポイント・登録しない場合の代替案
  5. まとめ

最近では、患者さんが医療機関を探す際に「ポータルサイト」を利用するケースが増えています。
EPARK、Caloo、病院なびなど、全国の診療所や病院の情報を集約したサイトでは、診療時間やアクセス、診療内容、口コミなどが一覧で確認できます。

こうしたポータルサイトは、患者さんにとっては便利な一方で、クリニックにとっては「本当に登録すべきか?」と悩ましい存在です。

今回は、ポータルサイト登録のメリットとデメリット、そして判断のポイントを整理します。

ポータルサイトに登録するメリット

1. 認知度の向上

ポータルサイトは、Googleなどで病名や「地域名+診療科」などを検索した際に上位に表示されやすい特徴があります。
公式サイトのSEO対策がなかなかうまく行かない場合、公式サイトだけでは届かない層にも、自院を知ってもらえるきっかけになります。特に開院したばかりや移転直後の時期には有効です。


2. 口コミ・評価による信頼感

患者さんの口コミや星評価が掲載されるため、初めての来院を検討している方に安心感を与えられます。
もちろん口コミ対応には注意が必要ですが、好意的な声は新患獲得の後押しになります。


3. SEO的な効果

ポータルサイト内に自院ページができることで、そこから公式サイトへのリンクが張られることもあります。
結果的に公式サイトのアクセスが増加し、検索順位向上につながる場合があります。

ポータルサイト登録のデメリット・注意点

1. 費用負担

ポータルサイトによっては有料掲載が前提で、年間数万円〜十数万円の費用がかかります。成果が不明確なまま契約すると「広告費が無駄になる」可能性があります。


2. 情報コントロールの難しさ

口コミや評価は第三者によって書かれるため、必ずしもクリニックの意図通りに伝わらない場合があります。誤った情報が掲載されることもあり、修正依頼や対応に時間を取られることもあります。
また、複数のポータルサイトに登録している場合、診療時間等の細かな情報の変更が必要になった場合修正に手間がかかったり、ログイン情報を忘れてしまったりと、サイト管理が大変になります。


3. 公式サイト軽視のリスク

患者さんがポータルサイト内の情報だけを見て来院する場合、公式サイトの詳しい情報や最新のお知らせに触れてもらえない可能性があります。
例えば、夏季休暇や年末年始休暇の情報を更新出来ていなかった場合、「ポータルサイトには営業中と書いてあったのに、来院したら開いていなかった」等のクレームに繋がる可能性もあります。

ポータルサイト登録を判断するための視点

ポータルサイト登録は「全院が必ずやるべき」ものではありません。以下のポイントで判断すると良いでしょう。


■地域での競合状況

近隣のクリニックがほとんど登録していない場合、登録することで差別化できます。
逆に、ほぼ全院が登録している場合は「登録しない」選択がリスクになることもあるため、まずは近隣のクリニックの登録状況を確認してみましょう。


■自院の公式サイト・SNSの運用状況

公式サイトが充実しており検索上位に表示されているなら、ポータルサイトの必要性は下がります。
特に、ターゲットとしたいキーワードで検索したときに、ポータルサイトよりも自院の公式サイトが上位表示されているのであれば、急いでそのポータルサイトに登録する必要はないと言えます。


■広報に割ける予算と時間

登録するだけなら無料というサイトがほとんどです。
しかし、新規患獲得が狙いであり、ポータルサイト内でも上位表示させるために有料プランを契約するという場合は、広報に割くことができる予算や費用対効果の検証は必須です。

登録する場合のポイント・登録しない場合の代替案


■情報を常に最新に保つ

特に、患者さんの受診に関わる項目「診療時間」「休診日」「電話番号」などは、変更があった際は速やかにポータルサイトの情報を修正することが必要です。
複数のポータルサイトに登録する場合は、ログイン情報や最終更新日時をまとめて管理するなど、管理体制を工夫することも大切です。


■写真や文章で魅力を丁寧に伝える

ポータルサイトに、「診療時間」「休診日」「電話番号」「住所」などの基本情報を登録するだけでは十分に活用できているとはいえません。
特に、多くの診療所が登録しているポータルサイトにおいては、他院と比較されたとき「いかに差別化ができているか」が大きなポイントとなります。
少し手間はかかりますが、自院の写真を複数枚登録したり、丁寧に自院の特徴を文章で記載したりするなどの工夫が必要です。


■費用対効果の確認

有料プランで登録している場合、ポータルサイト経由で来ている患者さんの人数をきちんと集計し費用対効果を確認することが大切です。


「ポータルサイトの登録は憚られるけれど、何らかの対策はしたい」という場合、代替案として
・Googleビジネスプロフィールの充実
・公式サイトのSEO対策強化
・SNSや地域情報誌での情報発信
などが考えられます。

これらの代替案の実施方法やメリット・デメリットについて詳しく知りたい場合は、無料の経営相談へお申し込みください。


まとめ

ポータルサイト登録は、認知度向上や新患獲得のきっかけになる一方、費用や情報管理の負担、競合との比較で埋もれるリスクもあります。重要なのは「費用対効果」「競合状況」「自院の発信力」という3つの条件で冷静に判断することです。


登録するにせよ、しないにせよ、患者さんに届ける情報の正確さと更新頻度が最も大切です。
結局のところ、ポータルサイトは手段のひとつであり、診療所の魅力を正しく伝えるためには、日々の情報発信の質を高めることが不可欠です。


本コラムが、クリニックの情報発信方法を検討する際の一助となれば幸いです。

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