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2025.04.15

LINEのお友達登録を増やすための4つの取り組み

本記事では「LINEのお友達登録数増加の取り組み」について、内科コンサルタントの千馬が医師のために記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。

 

 

<目次>

  1. クリニックにおいてLINE活用が有効な理由
  2. LINEお友達登録を増やすための4つの取り組み
  3. 「お友達追加してもらった後」も大切!
  4. まとめ

 

1.クリニックにおいてLINE活用が有効な理由

 

2025年現在、LINEは国内最大級のSNSであり、10代から50代では8割以上、60代でも半数以上が利用しています。

この広範な利用層を持つLINEは、クリニックが患者様へ情報を発信する上で非常に強力なツールです。

 

例えば、LINE公式アカウントを活用することで、休診情報や診療時間の変更、ワクチンの予約開始といった重要なお知らせを迅速かつ確実に患者様へ届けることができます。
ホームページや院内掲示であれば、患者さんは自ら情報を探しに行かなければなりませんが、LINEであればプッシュ通知によってメッセージが開封されやすいという大きなメリットもあります。

 

また、LINEの会話画面上に「リッチメニュー」を作成することで、クリニックのホームページやWEB予約ページへの動線をつくることもできます。
会話画面を開き、ワンタップするだけでホームページや予約画面に飛ぶことができるため、ホームページへのアクセス数やWEB予約の利用率の向上が期待できます。
また、電話による問い合わせが減り、受付の負担が減るという効果も期待できます。

 

このようにLINE公式アカウントは、単なる情報発信ツールとしてだけでなく、患者さんとのコミュニケーションを通して、マーケティングやオペレーションの改善にも役立つツールなのです。

 

しかし、これらは全て患者さんがクリニックの「LINE公式アカウントをお友達登録してくれていたら」の話です。
いくらお役立ち情報や診療に関する情報をきちんと発信しても、お友達がいない・お友達登録が少なければ、LINEを有効に活用することはできません。
そこで、今回はクリニックのLINE公式アカウントのお友達登録者数を増やすための4つの取り組みについてご紹介いたします。

 

2.LINEお友達登録者数を増やすための4つの取り組み

 

【HPへのQRコードの掲載・掲載位置の見直し】

患者さんのクリニックの来院きっかけとして上位にあがるものは、やはりクリニックのホームページやインターネットです。
多くの患者さんが見る可能性が高いホームページにLINEのQRコードやQRコード表示のリンク(バナー)を掲載することはLINEのお友達登録者数を増やす上で効果的といえます。

 

ただし、QRコードやバナーを掲載する場合、その「位置」が重要なポイントです。

 

ページ内のリンクのクリック率は、ホームページを最初に訪れた時に表示される範囲内が8~9割を占め、それより下の部分のページ内のリンクのクリック率は1割~2割程度になります。

つまり、ページの下の方に行けば行くほど、患者さんがページを見る確率もクリックをする確率も下がってしまうのです。

 

既にLINEのバナーを設置しているという医院においても一度LINEのQRコードやバナーの位置を見直してみてください。

 

【院内掲示】

来院された患者さんに対して、直接的にお友達登録を促すことも大切です。

 

受付にLINEのQRコードやお友達登録のお願いの掲示物を貼っておくことで、患者さんの来院時やお帰りの時に、受付スタッフからお友達登録のお願いがしやすくなります。
また、患者さんが待っている時間に目に付きやすい位置に掲示することで、手持無沙汰になったタイミングでLINE登録をしてもらいやすくなります。

患者さんのクリニックの来院時の動線を考えながら、掲示物の位置を検討してみましょう。

 

さらに、掲示物は単に「お友達登録をお願いします!」と書かれているだけは不十分であり、お友達登録をすることで得られる具体的なメリットを記載することが重要です。
こちらは、スタッフから患者さんに直接お声がけをする際も同様です。

患者さん側のメリットについて考え、適切にお伝えすることがお友達登録を増やす上では最も重要です。

 

【配布物の作成】

初診の患者さんに向けて配布する医院案内や、診察券の裏面や余白にQRコードを掲載して配布することもおすすめです。
患者さんが帰宅後に「〇〇クリニックのLINEのお友達登録をしてみようかな」と思ったときに、「携帯でホームページを一度検索して、、、」となると少し手間になってしまいますが、直接紙面でお渡しすることですぐにお友達登録がしやすくなります。

 

【LINEの機能の活用】

■認証済アカウントにする

LINE公式アカウントには認証済アカウントと未認証アカウントがあります。
認証済アカウントはLINEアプリ内の検索結果に表示されるようになるため、より多くの患者様の目に触れる機会が増え、友だち追加に繋がりやすくなります 。

 

■LINE VOOMの活用

LINE公式アカウントには、LINE VOOMという情報発信プラットフォームが搭載されています。

LINE VOOMの投稿は、お友達登録をしていないLINEユーザーにも表示される可能性があるため、新たな潜在患者層へのリーチが期待できます。

また、投稿した内容はユーザーによってシェアされる可能性があり、情報が拡散していくことも期待できます。

 

クリニックの日常、健康に関する豆知識など、様々な情報を気軽に投稿し、フォロワーを増やすことで、結果的にLINE公式アカウントのお友達数増加にも繋がる可能性があります。

 

 

3.「お友達登録をしてもらった後」も大切!

 

無事にお友達登録していただいた後も、ブロックされることなく、長く繋がっていただくことが重要です。

そのためには、クリニックに来院される患者さんの年齢層や性別を考慮し、患者さんのニーズに合わせた情報提供を行うことや、一方的な情報発信にならないように注意し、患者さんの興味を惹きつけ飽きさせない工夫が必要です。

また、あまりにも頻繁な配信はブロックの原因となるため、配信頻度や配信時間を検討することも大切です。

 

4.まとめ

 

今回は、LINE公式アカウントの効果的な活用方法やお友達登録者数の増やし方から、登録後のコミュニケーションをお伝えしてきました。

お友達登録数を増やしLINEを有効に活用していくことで、集患や既存の患者さんの満足度の向上から診療オペレーションの改善まで、様々な効果が期待できます。

 

本記事についてより詳しく知りたい先生、またはクリニック経営についてのご相談はこちらからお問合せください。

 

 

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