院内動画で伝えたい内容
本記事は「院内動画で伝えたい内容」について、チーフ経営コンサルタントの多田が医師のために記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。
<目次>
1.医療機関における院内動画で大切なこと
院内動画といえば、施設紹介や医師紹介、または院内での患者さんへのお願い事などをまとめて放映しているものが一般的です。
診察を待っている間や検査結果が出るまでの合間に院内で動画を閲覧してもらうことにより、医療機関から放映される信頼感の高い情報として患者さんに届けられます。
中には、動画を閲覧して「良いと思った」ことが来院動機となることもあります。
ただ一方で、デザインも優れていて様々な医療情報を放映している院内動画やデジタルサイネージであっても、待合室では全く見向きもされない院内動画もあります。
この違いはどこにあるのでしょうか。
例えば、夏が過ぎてしまったにもかかわらず、熱中症を訴える内容を放映していて、誰にも見向きもされないことは、どの先生方にもご経験がある話かと思います。
これは無理のない話で、患者さんにとって有益な情報として認識されず、院内動画を見ているときに、「共感」と「納得」が得られないと行動に移さないからです。
つまり、この「共感」と「納得」を上手く患者さんに伝えることが院内動画において大切と言えます。
2.どんな人に見てもらい、どう行動してもらいたいか?
動画というのはついつい目を留めてしまい、時間経過を忘れさせる効果があります。
上映する動画の内容を工夫すれば、患者さんに対して情報提供・患者教育ができます。
しかし、先述の通り患者さんに「共感」と「納得」が生まれないことにはどんなに良い動画であっても患者さんに訴える力は弱まります。
ではそれらをどのようにして達成させることができるか?
ここでは簡単にできる3つの工夫ポイントをお伝えします。
<シーズンや時流に合わせる>
先ほど例に挙げたように、やはりシーズンや時流に合っていない内容だと患者さんからの共感は得られにくいでしょう。
これから冬を向かえるにも関わらず、虫刺されや日焼け、スギ花粉の内容を発信していても患者さんには見向きもされません。
これから必要になる情報だからこそ、患者さんに共感を得られやすくなります。
患者さんがこれから必要になる情報を常に放映することが大切と言えます。
<閲覧してもらいたい情報は何度も放映する>
医療機関における院内動画は院内掲示と違って多くの情報を発信することができ、いつ来院しても違う情報を視聴できるのがメリットです。
もちろん、情報量が多いあまりに一つ一つの印象が薄まってしまうのがデメリットでもありますが、その場合は、何度も同じスライドを挿入することで特に強調したいコンテンツの占有率を高めることで対策することが可能です。
<どんな行動をとったらいいか明確にする>
閲覧する患者さんのアクションを期待するなら「次にどんな行動をとってもらいたいか」を明確にする必要があります。
一般的なものとして「詳しくはWebサイトで」という呼びかけがありますが、コンテンツのゴールはどこにあるのか、「メールアドレスの登録」なのか「次回の予約」なのか、最後まで誘導してあげる必要があります。
3.院内動画だからこそのメリット
医療機関において院内動画やデジタルサイネージを上手く活用することで、
・自院の特徴を効果的にPR
・患者さんへのお願い
・院長・医師の紹介
・診察時の説明の効率化
・予約の方法
・相談しやすい環境づくり
などを患者さんに伝え、院内のオペレーションやマーケティング対策にも効果を発揮することができます。
とはいえ、この辺りは専門的な知識や技術が必要になってくる場合もあるため、制作を依頼する際には弊社のようなコンサルティング会社と相談しながら自院に合ったコンテンツを作成してくことも可能です。
詳しい内容を知りたい方はお気軽に無料経営相談をお使いください。